2014年は良作アニメが多く豊作の年でしたが、その反面、物議を醸すような賛否両論の最終回が多かったように感じます。

「ALDNOAH.ZERO/アルドノア・ゼロ」の最終回もまさかの主人公イナホとアセイラム姫死亡という衝撃のラストを迎えました。




この最終話に関しては話題性の獲得には成功したものの、視聴者からの好意的な意見は少なかったように感じました。

大方の視聴者はイナホとアセイラム姫が本当に死んでしまったとは考えていないようです。

その理由としては主に
・主要人物であるイナホとアセイラム姫が死んでしまったら二期が出来ないだろう。アセイラム姫はアルドノアの力で蘇生した前例があるからどうせ死んでいない。
というような意見です。

二人の生存に対しての批判としては
・アルドノアの力で簡単に蘇生してしまったら、他の展開でも『ああ、どうせ死んでいないんだろう』と緊張感がなくなり、一期が茶番になってしまう。
といった意見が多いようです。

それに関しては私も尤もだと思います。

仮にアルドノアの力ではなく、単に急所に当たらなかったから助かったというのも12話での描写を見るに不自然に感じますし、二人を生存させるとなると、どうしても無理が生じてしまうように思います。
（まぁ、その無理を実現させてしまうのがアルドノアの力なのですが…）



そして、ここにきてアセイラム姫の生存が正式に発表されました。

車椅子のようなものに座っていることから、全くの無事という事ではなさそうですが…。

新宿アルタ前広場に大きく飾られたキービジュアルからはイナホの生存も仄めかされています。



多くの視聴者の感想としては『やっぱり』といったところでしょうか。



公新しく開されたPV映像
ザーツバルムやクルーテオ卿の生存もありうる…？


放送開始前にアセイラム姫の生存を公式で発表した意図は不明ですが、二人の生存に視聴者を納得させられる理由を用意出来るかはアニメスタッフの力量にかかっていると思います。

最近は視聴者を引き込む為に物語の整合性や今後の展開を無視した強引なインパクト重視の引きが多くなったように感じます。

アルドノア・ゼロ2期は個人的に最も楽しみにしているアニメなので、そのあたりを上手くやってくれると嬉しいですね。

個人的に1話から3話にかけての展開が最高に面白かったので、それに負けないくらいのスタートを期待しています。

ALDNOAH.ZERO第二期の1話は1月10日より放送開始です。